読み聞かせ

 

『読み書き教室』担当の古川真子です。

 

自粛期間が明け対面での授業を開始してから 2週間が経ちました。

子どもたちと直接顔を合わせて授業ができ,他愛もない話ができることをとても嬉しく思っています。

 

対面での授業を再開してから,改めてあることに気づきました。

それは,子どもたちの読み聞かせ時の姿勢です。

 

久しぶりに読み聞かせを行ったところ,はじめは集中できないような様子も見られましたが,内容が進んでいくとよそ見もせず真剣に本を見ている姿に変わっていきました。

 

お話の世界にのめり込んでいくのが見ていて,はっきりと分かるほどでした。

 

小学 2年生の子どもたちは,小学校高学年が一人で読むような本を読み聞かせすると,続きが気になって

「早く読んで!!」

と,せがむほどでした。

 

ただ“聞いている”のと,“話にのめり込んで聞く” のとでは,内容理解の深さが異なります。

 

 

勿論,いずれは一人で読み,読解問題に取り組まなければなりません。

 

しかし,小学生のいまの時期だからこそ,自分で読書する時間を作りつつも,授業内では子どもたちと物語を共有し,共に楽しむ時間を設けていきたいと思います。

 

小5生・小6生では

 

『読み書き教室』担当の古川真子です。

 

こちらの写真は先週の土曜日の小学5年生・小学6年生の自習の様子です。

 

平日の授業前後の時間帯や土曜日の14時から18時までの時間帯は,小学生にも自習室を開放しております。

 

「学校の宿題と塾の宿題をやりきる!」

という子もいれば,

 

「塾の小テスト勉強がなかなか上手くいかない……。」

ということで勉強の仕方を一緒に考える子や,

 

「学校の勉強で分からないところがあって先生に質問したい!!」

と,自習に来る子もいます。

 

子どもたちがそれぞれに “今日の目標” を決めて,黙々と取り組んでいます。

 

 

また,中学生や高校生のお兄さん,お姉さんたちが自習に取り組む姿を見て,

 

「とても集中している…!」

と,感銘を受けているようです。

 

 

あすなろ学習会の子どもたちも,授業前の時間帯や授業後の時間帯に自主学習に励んでおります。

 

『なかなか家では集中できない……』

という子どもたちの第2の勉強部屋として,私たちは子どもたちの学習をサポートしています。

 

計算力

 

『読み書き教室』担当の古川真子です。

 

先週の水曜日の『そろばん暗算・ビジュアル算数』の授業の際,小3生の女の子がプリントの丸付けの際にこんな話をしてくれました。

 

『この問題は―――の時に 1減らすのを忘れちゃった。』

 

間違いを直すときに,自分がどんな風に間違えていたのかに気付き,自分の言葉で説明してくれたのです。

 

中学生にもよくお話しますが,ミスはだれにでもあるものです。

しかしそのミスを次はしないために,どんな間違い方だったのかを自分で理解する必要があると思います。

理解することによって,ミスを未然に防ぐことができます。

 

それを授業中に自然と行なっている小3生の女の子を見て感心しました。

是非,今後もその姿勢を続けていってほしいです。

 

新しい宿題

 

『読み書き教室』担当の古川真子です。

 

この 4月より『読み書き教室』では新しい宿題を導入しました。

それが『お話プリント』です。

 

 

『お話プリント』は,授業で取り扱っている書籍の一部分を模写してもらう宿題です。

それを行なう中で,子どもたちが習っていない漢字にも興味を持ち,書こうと挑戦する気持ちを養うことをねらいとしています。

 

漢字ドリルのように「やりなさい」「書きなさい」だけで子どもたちに漢字を覚えてもらうことは難しいのではないかと私は考えています。

子どもたちが「この形はどうなっているのだろう」と疑問を持ったり,新しく漢字が書けるようになったことを「うれしい!」と思える瞬間をつくることが,漢字を覚える楽しみとなります。

 

さらに,『お話プリント』に取り組む中で,子どもたちは表現力を身につけていきます。

 

 

よく保護者の方からこんな声を頂きます。

 

「うちの子,感想が単調でいいのかしら … 」

「『嬉しい』とか『悲しい』とか同じ事を繰り返している」

「あらすじを書いているだけで,感想になっていないのでは?」

 

本の感想を書く際に,決まった形はありません。

ですから,子どもが書く感想を見ると,学校で習った通りにパターン化されたものを書いてしまいます。

 

そこで,模写をすることを通じて表現や言葉の使い方を自然と学びます。

名作とよばれる作品を真似することで,書き方を学び,使いこなせるようになってほしいと考えています。

 

 

『お話プリント』を導入したことで,子どもがどんな反応を示してくれるのか今後も見守って生きたいです。

 

授業前後の様子

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『読み書き教室』担当の古川真子です。

 

授業が開始のおよそ30分前になると,子どもたちが続々とやってきます。

学校の宿題をやると決めて持ってくる子やお友達とのおしゃべりを楽しむ子,本を読むのに没頭している子,パズルをする子など様々です。

 

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中には,自分で創ったお話を書いて交流する場面も見かけます。

 

『読み書き教室』の授業で,登場人物,物語の背景,展開からすべてを自分で考えお話を創る,という指導を行なっています。

授業前にもこのようにして,子どもたちが書くことに親しんでくれる姿を見て嬉しく思っています。

 

また,授業前の時間を有効活用し,学校で学んだの内容の苦手なところを一緒に勉強したりします。

そのようにして,子どもたちの成長を保護者の皆様とこれからも見守っていきたいと思っております。

 

5月度読書会

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『読み書き教室』担当の古川真子です。

 

5月13日(日) に読書会を実施しました。

今回の内容は『百人一首』です。

(最近では,ある有名なアニメの映画の題材として取り扱われたり,ある漫画の題材になったり……。私も人気にのっかりました)

 

小学校や中学校,高校でも百人一首大会を行なうところがあります。

ただ,私としては,暗記して終わってしまっては意味がないのでは……と考えております。

 

高校生の古文では,短歌を自分で訳し,イメージが出来なければなりません。

しかし,少ない言葉からイメージすることがなかなか難しく,躓く生徒も多いところです。

だからこそ,想像力豊かな小学生低学年のうちに,イメージして自分の言葉で表現することが大切だと考えています。

 

今回の読書会では,短歌の訳を見て自分の言葉と絵で表現する練習をしました。

難しいことを行ないましたが,どの生徒も真剣な表情で取り組んでいました。

 

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子どもたちが書いているものをよくよく見ると,とてもユニークで面白い表現をしていました。

 

辞書を使い,言葉の意味を調べるときも同じです。ただ調べて書くだけでは意味がありません。

自分の言葉で言い直して納得することが出来て,初めて理解していると言えます。

 

このような機会をこれからも多く設け,子どもたちが成長していくことを楽しみにしています。

 

伊藤塾長からのプレゼント

 

『読み書き教室』担当の古川真子です。

 

伊藤塾長から,あすなろ生たちに『クリスマスプレゼント』兼『お年玉』が届きました!

それは,「辞書」と「図鑑」です!

 

誰しも「どうして?」「なぜ?」と思う瞬間があります。

その疑問を解決するため,『自ら調べ答えを追究する』子どもたちになるためには「辞書」と「図鑑」は外せません。

 

 

普段,私は中学生や高校生の授業も担当していますが,『自ら調べ答えを追究する』姿勢があるかないかで,子どもたちの学びの深さが変化することを目の当たりにしています。

 

ただ単に目の前にある問題が分からず,聞くというだけでは,質問をした意味がありません。

次,また似た問題に出会ったとき,自分で答えを導き出せるかどうかが大切です。

 

 

あすなろ生たちには『答えを追究する』姿勢を身につけて,中学生や高校生,大学生,さらには社会人へ成長してほしいと願っています。

 

疑問から学びへ

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『読み書き教室』担当の古川真子です。

 

今月11月,小3生・小4生は『ふしぎなことば ことばのふしぎ』(筑摩書房) という本を読んでいます。

 

題名や表紙を見ると,「なかなか自分では手に取らないなあ…」と子どもたちと話していました。

でも,実際に読んでみると,とても面白かったようで大好評でした。

 

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先週は『擬声語・擬態語』のお話でした。

 

私たち日本人は,にわとりの鳴き声は「コケコッコー」と表しますが,英語では「コッカードルードルドゥー」と表します。

ドイツ語では「キケリキ」,フランス語では「ココリコ」と表します。

 

「まさか本当にそのように聞こえるのかな」と,子どもたちと疑問に思い聞いてみました。

(YouTube を利用させていただきましたが,とても便利ですね。)

 

結果,まったく聞こえません。(笑)

どうしてそのように表すようになったのか,また新たな疑問が出てきました。

 

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「知りたい!」「どうして? なぜ?」と思う気持ちが,新たな学びにつながっていく。

だからこそ,子どもたちが疑問に思うことに寄り添い,一緒になって学んでいきたいですね。

 

秋になると

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『読み書き教室』担当の古川真子です。

 

先日は月例の読書会にお集まりいただき,誠にありがとうございました。

今回の読書会は,工藤直子さんの『秋になると』という詩を読みました。

 

工藤直子さんといえば,『のはらうた』が有名ですよね。

私も中学生の頃,教科書に載っていた『のはらうた』大好きでした。

 

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『秋になると』を読みながら,

 

『「木の実がうれしくなる」って,なんでうれしいのかな ? 』

― きっととってもおいしくなったんだ !

大きくなったよって,よろこんでいるのかもしれないよ !

 

『「いちばん いい様子」って,どんな様子なのかな ? 』

― くりは,大きくて色がきれいで…… あと,くりくりしている !

ぎんなんはくさいけれど,もしかしたら「ここにいるよ!」ってアピールしているのかもしれない !

 

と想像して,詩の一言ひとことを想像しながら読んでいくと,子どもたちがどんどん笑顔になっていきました。

 

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いよいよ秋が来たなと,しみじみ感じました。

 

お話づくり

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小学1年生の子どもたちが『ワンスアポンアタイム』を用い,お話づくりをしました。

 

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作文用紙の使い方,“は” や “を”などの間違えやすい助詞を見つける。

句読点,かぎかっこのつける位置を確認しながら,お話づくりをする練習をしました。

 

書き方に注意しながら,文章を書くルールを学び,何度も繰り返すことで「楽しく」,「自然に」出来るようになっていました。

 

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「次のカードは何かな ? 」

「どんな言葉が出てくるかな ? 」

 

と,本当に楽しそうにお話づくりをする子どもたちが,またどのようなお話を創るのか楽しみです。