ヒンメリ

 

『速算・ビジュアル算数』担当の古川由貴です。

 

 

オンライン授業の最終週の宿題である「ヒンメリ」を持って来てくれた子がいました。

(「ヒンメリ」とはフィンランドの伝統的な装飾品です。)

 

ビーズやタッセルで装飾したり,モールでキラキラにしたり,異なる大きさのヒンメリとつなげたり,さまざまな工夫を凝らしてくれました。

子どもたちが,私の想像以上の工夫をしてきてくれたことに驚きました。

 

 

対面の授業で,もう一度みんなで作ってみました。

 

「もう一人でできるよ!」

作り方を覚えた子たちは,長さを変えて大きくしたり,小さくしたり,上の 4本が長い形に挑戦したり,2色使ったりと,自分好みに作りかえていました。

 

 

全員がしっかりと作り方を確認できて,

「かばんにつけて帰りたい!」

「お家でまた作りたい!」

と,喜んでくれてうれしかったです。

 

私もヒンメリに興味を持ちましたので,いろいろな形づくりに挑戦してみたいと思います。

 

読み聞かせ

 

『読み書き教室』担当の古川真子です。

 

自粛期間が明け対面での授業を開始してから 2週間が経ちました。

子どもたちと直接顔を合わせて授業ができ,他愛もない話ができることをとても嬉しく思っています。

 

対面での授業を再開してから,改めてあることに気づきました。

それは,子どもたちの読み聞かせ時の姿勢です。

 

久しぶりに読み聞かせを行ったところ,はじめは集中できないような様子も見られましたが,内容が進んでいくとよそ見もせず真剣に本を見ている姿に変わっていきました。

 

お話の世界にのめり込んでいくのが見ていて,はっきりと分かるほどでした。

 

小学 2年生の子どもたちは,小学校高学年が一人で読むような本を読み聞かせすると,続きが気になって

「早く読んで!!」

と,せがむほどでした。

 

ただ“聞いている”のと,“話にのめり込んで聞く” のとでは,内容理解の深さが異なります。

 

 

勿論,いずれは一人で読み,読解問題に取り組まなければなりません。

 

しかし,小学生のいまの時期だからこそ,自分で読書する時間を作りつつも,授業内では子どもたちと物語を共有し,共に楽しむ時間を設けていきたいと思います。

 

オンライン授業・算数

 

『速算・ビジュアル算数』担当の古川由貴です。

 

あすなろ学習会では 5月 5日(火) より Zoom を使用し,“双方向オンライン授業” を開始しました。

1ヶ月近い休講期間がありましたので,子どもたちと久しぶりに会えて嬉しかったです。

 

 

接続直後,子どもたちは緊張している様子もありましたが,少しずつ表情が和らいでいき,授業開始時刻までの間に

「歯が抜けたよ!」

と近況報告をくれたり,久しぶりに画面上で会うお友達に「○○ちゃんだ!」とつい声に出したり,微笑ましい光景でした。

 

授業は iPad,PC,ペンタブを使用し,画面上に映し出したプリントに書き込みながら進めています。

授業内容もいつも通り,『速算・ビジュアル算数』の文章と図形を行なっております。

 

こちらから子どもたちの手元が見えない不安もありますが,式や計算結果を答えてくれたり,プリントをカメラに向けてくれたり,

「書けました!」

「できました!」

「ちょっと待ってください」

と教えてくれたり,積極的に取り組んでくれております。

 

保護者の方々にもご協力いただき,オンラインでの授業が成り立っております。

授業中,授業前後,または宿題に関して,お子さまのそばでサポートしてくださり本当にありがとうございます。

 

計算力

 

『読み書き教室』担当の古川真子です。

 

先週の水曜日の『そろばん暗算・ビジュアル算数』の授業の際,小3生の女の子がプリントの丸付けの際にこんな話をしてくれました。

 

『この問題は―――の時に 1減らすのを忘れちゃった。』

 

間違いを直すときに,自分がどんな風に間違えていたのかに気付き,自分の言葉で説明してくれたのです。

 

中学生にもよくお話しますが,ミスはだれにでもあるものです。

しかしそのミスを次はしないために,どんな間違い方だったのかを自分で理解する必要があると思います。

理解することによって,ミスを未然に防ぐことができます。

 

それを授業中に自然と行なっている小3生の女の子を見て感心しました。

是非,今後もその姿勢を続けていってほしいです。

 

6月度読書会

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6月24日(日) に,月例の読書会を行いました。

 

今回のテーマは “せっけん” でした。

せっけんが何で出来ているのか,どうやって汚れを落としているのかを『ものづくり絵本シリーズ どうやってできるの? 3 あわあわぶくぶく!せっけん』という書籍を読みました。

そのあと,すりおろした固形石鹸を固めて,子どもたちに好きな形を作ってもらいました!

 

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とても可愛らしい形や,取っ手がある方がつかみやすい!という発想から形作る子もいました。

また,来月の読書会も “わくわくすること” を行いますので,是非ご参加下さい。

 

5月度読書会

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『読み書き教室』担当の古川真子です。

 

5月13日(日) に読書会を実施しました。

今回の内容は『百人一首』です。

(最近では,ある有名なアニメの映画の題材として取り扱われたり,ある漫画の題材になったり……。私も人気にのっかりました)

 

小学校や中学校,高校でも百人一首大会を行なうところがあります。

ただ,私としては,暗記して終わってしまっては意味がないのでは……と考えております。

 

高校生の古文では,短歌を自分で訳し,イメージが出来なければなりません。

しかし,少ない言葉からイメージすることがなかなか難しく,躓く生徒も多いところです。

だからこそ,想像力豊かな小学生低学年のうちに,イメージして自分の言葉で表現することが大切だと考えています。

 

今回の読書会では,短歌の訳を見て自分の言葉と絵で表現する練習をしました。

難しいことを行ないましたが,どの生徒も真剣な表情で取り組んでいました。

 

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子どもたちが書いているものをよくよく見ると,とてもユニークで面白い表現をしていました。

 

辞書を使い,言葉の意味を調べるときも同じです。ただ調べて書くだけでは意味がありません。

自分の言葉で言い直して納得することが出来て,初めて理解していると言えます。

 

このような機会をこれからも多く設け,子どもたちが成長していくことを楽しみにしています。

 

自分でつくるいろいろな形

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『そろばん暗算・ビジュアル算数』担当の古川由貴です。

 

先週,授業の中で『GEO FIX』という教具を使いました。

簡単にパーツを結合することができ,平面・立体のどちらでも遊ぶことができます。

 

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今回は子どもたちに,自分の手で形をつくり出してもらいました。

自分の手の中で変化していく形に興味を持ってほしいという願いからです。

 

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どの子も,初めはイメージしやすい「三角錐」や「四角錐」をつくり,

「ピラミッドだ!」

「テントだ!」

立方体の上に四角錐をくっつけて

「家ができた!」

と,似たものをつくっていました。

 

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よくある形を作ったのち,

「かばんができた!」

「なんか鳥みたい」

「おもしろい形だ!」

と,それぞれが新しい形をつくり出し始めました。

 

その声を聞き,他の子が「え!?どんなの??」と興味を持ち,今度は自分が何か新しい形をつくりだそうとし始める姿がありました。

 

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各曜日,ピラミッドをつくった子の中で,上下反対にしてコマのように回し始める子が出てきました。

きれいに回った瞬間のきらきらした笑顔がどの子も素敵でした。

 

机からコマが落ちて形が壊れてしまった子もいましたが,壊れた形を見て

「コマがロケットになった!!」

と,にこにこ笑っていました。

 

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他にも,メガネを作ったり (ちゃんと耳にかけることができるよう工夫してありました) ,

「角ができた!」

と,カチューシャのように作ったり (頭から落ちないよう,どうしたら安定するのか考えていました) … 。

 

子どもたちの発想力に驚かされます。

 

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そして,自分たちがつくった形を記録に残すようにしました。

見取り図をかく作業です。

 

この作業が嫌い,苦手という子もいます。

私から

「ここはちがう」

と,否定することなく,

「見えた線をかいてごらん」

と伝え,頑張ってかいている姿を褒めていきました。

 

まずは自分でやってみることから始めていきましょう。

 

伊藤塾長からのプレゼント

 

『読み書き教室』担当の古川真子です。

 

伊藤塾長から,あすなろ生たちに『クリスマスプレゼント』兼『お年玉』が届きました!

それは,「辞書」と「図鑑」です!

 

誰しも「どうして?」「なぜ?」と思う瞬間があります。

その疑問を解決するため,『自ら調べ答えを追究する』子どもたちになるためには「辞書」と「図鑑」は外せません。

 

 

普段,私は中学生や高校生の授業も担当していますが,『自ら調べ答えを追究する』姿勢があるかないかで,子どもたちの学びの深さが変化することを目の当たりにしています。

 

ただ単に目の前にある問題が分からず,聞くというだけでは,質問をした意味がありません。

次,また似た問題に出会ったとき,自分で答えを導き出せるかどうかが大切です。

 

 

あすなろ生たちには『答えを追究する』姿勢を身につけて,中学生や高校生,大学生,さらには社会人へ成長してほしいと願っています。

 

お話づくり

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小学1年生の子どもたちが『ワンスアポンアタイム』を用い,お話づくりをしました。

 

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作文用紙の使い方,“は” や “を”などの間違えやすい助詞を見つける。

句読点,かぎかっこのつける位置を確認しながら,お話づくりをする練習をしました。

 

書き方に注意しながら,文章を書くルールを学び,何度も繰り返すことで「楽しく」,「自然に」出来るようになっていました。

 

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「次のカードは何かな ? 」

「どんな言葉が出てくるかな ? 」

 

と,本当に楽しそうにお話づくりをする子どもたちが,またどのようなお話を創るのか楽しみです。

 

はずる

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『そろばん暗算・ビジュアル算数』担当の古川由貴です。

 

授業の前後,パズルで遊ぶ子がいます。

ここに並んでいるのは,株式会社ハナヤマ様より販売されている『はずる』というパズルです。

 

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適当に動かしても,なかなか外せません。

 

カチャカチャ動かしても外せないので,子どもたちは徐々に考えて動かすようになります。

 

「こう動かしてみよう」

「ここをはめて…」

 

子どもたちはぼそぼそ呟きながら,時には唸りながら。

 

途中で,パズルを見る向きを変える子もでてきます。

違う方向から見て,ピースがどのような動きをするのか確認をしています。

 

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凝り固まった考えでは,このパズルは解けません。

 

両手の中でくるくる回して,動かして…。

挑戦しているときの子どもたちの集中力はとてもすごいです。

 

解き方が分かっても,何回も「はずす・もどす」をしたくなる不思議な魅力をもったパズルです。

大人もつい夢中になってしまいます。

 

難題を目の前にしたとき,いろいろな方向から見て,いろいろな方法を試す。

そんな経験を,遊びを通して体験してくれたらいいなと見守っています。