数のとらえかた

 

『速算・ビジュアル算数』担当の古川由貴です。

 

『ビジュアル算数』の文章の時間では,「バーモデル」を使って文章問題に取り組んでもらっています。

「バー」をひとつの数の大きさを表し,それをかき並べることによってどんな式を立てたらよいのか考えます。

 

『あすなろ学習会』では学校で習っていない内容を学ぶことがあります。

 

『速算』のプリントでかけ算の筆算を練習をしていた小3生が「14×4=」の式を見て,筆算を書かずに

「これは28+28で56だ!」

と言葉にしていました。

 

かけ算の意味をしっかりと理解できていて,とても感心しました。

 

その後,たまたま「1500m」という数字を目にしたとき,この半分がいくつか気になったようで,

「600だと1200になるから,足りない…。」

まだわり算の筆算は学習していないので,この先,答えにつながるかようすを見たく,

「そうだね,足りないね」

とだけ声をかけて,待つと

「700…,うーん,750だ!」

と気づき,とても嬉しそうでした。

 

 

ただ作業として計算や筆算をするのではなく,数の大きさや式の意味を正しくとらえながら取り組むことが高学年へ向けての準備になると考えております。

 

彼の力をこれからも伸ばせるよう,私も寄り添って指導を続けたいと思いました。

 

『読み書き教室』の授業の様子

 

『読み書き教室』担当の伊藤颯希です。

 

写真は小4生の 5月の書籍「のはらうた」を読み,プリントに取り組んでいるところです。

順番に音読をしてもらったのですが,聞いている子どもたちは作品中で使われている表現やリズムの面白さに時折笑顔を見せ,楽しそうにしていました。

 

これからも『読み書き教室』の授業内で多くの書籍に触れていきます。

 

自習

 

『速算・ビジュアル算数』担当の古川由貴です。

今回紹介する写真は,小4生が授業後に自習しているようすです。

 

毎週,写真の 2名は授業が終わってから時間を決めて自習をしており,学校の宿題や『あすなろ学習会』の宿題に取り組んでいます。

自習を始めると,おしゃべりをせずに黙々と進める姿にいつも感心しています。

 

また,土曜日の昼間を活用している小4生もいます。

自習をしてから他の習い事へ向かうことが習慣化しており,頑張っている姿に感心しております。

 

土曜日の昼から夕方の時間帯は小学生専用の自習室を設け,教員が常駐しています。

この時間帯は宿題や授業の質問受付だけでなく,算数や漢字プリントなどの問題演習に取り組むこともできますので,どんどん活用していただければと思います。

 

『読み書き教室』の宿題

 

『読み書き教室』担当の伊藤颯希です。

今回のブログは『読み書き教室』で子どもたちに取り組んでもらっている宿題を紹介します。

 

『読み書き教室』の宿題は「書き写しプリント」と「読書日記」の 2種類があります。

「書き写しプリント」は,授業で取り扱っている書籍のページの一部を模写してもらう宿題です。

 

お手本をよく見ながら丁寧に書き写しを行ってもらうことで,句読点やかぎかっこの位置など,作文用紙の使い方も学ぶことができます。

まだ習っていない漢字が出てくることもありますが,興味を持って挑戦し,書いてきてくれる生徒もいます。

 

「書き写しプリント」を繰り返すうちに,だんだんと正しく書き写すことができるようになっています。

 

 

「読書日記」は,生徒が好きな本を選び,登場人物の特徴や出来事を簡潔にまとめ,それぞれに対する感想を書いてもらう宿題です。

苦手意識を持つ生徒もいますが,学年ごとにおすすめ本リストを配布し,興味を持った本を選んで書けるところまで取り組んでもらっています。

 

「先生,見て!お母さんと一緒に本を読んで,読書日記たくさん書いてきたよ!」

「次はこの本を読んで書こうと思ってるんだ!」

 

と話してくれる生徒もおり,感想をたくさん書いて持ってくるのを見ると嬉しく思います。

 

この調子で多くの本に触れてほしいです。

 

『あすなろ学習会』で学び始めて 7年後

 

『あすなろ学習会』責任者の伊藤維亮です。

 

小1生から小4生を対象とした『あすなろ学習会』は,おかげさまで今春に開講から 8年目を迎えることができました。

この間,100名を超える小1生から小4生が『あすなろ学習会』で学んでくれましたが,培った学習の土台を中学生以降も活かしてくれているものと確信しています。

 

開講した2016年に小3生として『あすなろ学習会』で学び始めた子どもたちが,この春より高校に進学します。

以下は,『あすなろ学習会』を経て小5生からの『進路探究塾 Mirai』と通算して 7年にわたって学んだ子どもたち 3名の進学先です。

 

[Mくん] 綾南小 → 中央中 → 岐阜高 (普通科)

[Oさん] 蘇原第一小 → 蘇原中 → 岐阜北高 (普通科)

[Yくん] 那加第三小 → 那加中 → 加納高 (普通科)

 

『進路探究塾 Mirai』は小5生から高3生が受講対象のため,高校に合格してからも『あすなろ学習会』と同じ場所で引き続き学ぶことが可能です。

『あすなろ学習会』から学び続けている彼らは,大学入試でも大きな結果を残してくれると確信しています!

 

間違えた問題を見つめなおすこと

 

『速算・ビジュアル算数』担当の古川由貴です。

 

間違えた計算や文章題の問題の直しは,できる限り “自分で” 取り組んでもらっています。

「くり上がりの計算,間違えちゃった」

「間違えて,違う数を書いてた」

間違いを直し,私のところへプリントを持って来る際に,このように教えてくれる生徒がいます。

 

間違い直しをするときに,自分の解いた跡を見ずに計算し始めたり,筆算を書き始めたりする生徒もいます。

もちろん,改めて計算することもよいのですが,

「なぜ間違えたのか」

「どこで間違えたのか」

を自分で気づくことが重要です。

 

 

「ミスが多い」は,自分の間違え方を知らないことが 1つの原因です。

最初は時間がかかって面倒に感じるかもしれませんが,先へ進まず,ちょっと立ち止まることが大切です。

 

初めのうちは自分でミスを見つけることに慣れていないため,惜しい箇所に下線を引き,その辺りを集中して見直すよう促しています。

徐々に慣れてくると自分で間違いに気づき,修正できるようになります。

 

間違いを活かすことができるかどうかが,お子さまが成長できる鍵だと思います。

 

九九とかけ算

2020.09.30_901

 

『速算・ビジュアル算数』担当の古川由貴です。

 

『速算』の授業で,九九を学ぶプリントがあります。

『ビジュアル算数』でも九九とたし算・ひき算を使って考える文章問題があります。

 

『速算』の九九のプリントは,学校で学ぶ前に九九を覚えている子たちにも取り組んでもらっています。

九九は暗記できていることがゴールですが,音だけの暗記では間違えることがあります。

 

2の段は2ずつ増えている,3の段は3ずつ増えている…。

これらを踏まえ,初めはたし算しながら答えを考えていく練習をします。

ここで「かけ算は,同じ数をいくつか集めるための計算」ということを覚えてもらいます。

 

そうすることで,「○倍」の意味を捉えやすくなります。

さらには,様々な単元の文章問題を読み取ったときに「かけ算で式を書く」と判断できるようになります。

 

今まさにその九九のプリントで学んでいる子がいます。

プリントを通して九九の意味を学び,暗記できるよう頑張っていきましょう!

 

線をかく

 

『速算・ビジュアル算数』担当の古川由貴です。

 

授業で,平行な線 ・垂直な線をかく練習をしました。

プリントで点をつなぎ,傾きを意識しながら取り組んでもらいました。

 

小学校で学ぶ「直方体・立方体の見取り図」では平行な線の感覚が必要です。

さらに,中学校へ上がれば『図形の単元』に限らず,グラフを扱う『関数の単元』で平行や垂直を考える場面が何度もあります。

 

  

 

「むずかしい」と,初めは苦戦する子も多かったのですが,コツを掴み始め,いつの間にかプリントを仕上げる子も!

 

 

今後,図やグラフをかくときに必要な力です。

どんどん練習していきましょうね!

 

いよいよ!

 

『速算・ビジュアル算数』担当の古川由貴です。

 

5月中は Zoom を使用してオンライン授業を行なっておりましたが,6月2日(火) より今までの対面授業に戻ります。

 

オンライン授業の最終週,子どもたちに

「来週からいつも通り,教室で授業をするよ」

と連絡すると,

 

「やったー」

と画面越しに喜んでくれる姿が多く,私も対面授業の再開がより一層楽しみでした。

 

オンライン授業のメリットも感じましたが,

“子どもたちと目が合わない”

“子どもたちの手元が見えない”

という歯痒い思いもありました。

 

画面上にお互いの顔は映るのですが,どうしても表情を見たいので,私が画面に映る子どもたちの顔を見ると,カメラ目線ではなくなって絶対に目が合いません。

 

画面上にプリントが映り,どんな文章に注目すべきか,どんな計算式を立てるべきかという説明はできても,

“今,見てほしいところを見てくれているか”

“今,どんな気持ちで見ているか”

を察知しづらく,ただ “画面を共有している” 状態ではないかと不安になることもありました。

 

やはりお互いの手元が見えて,お互いにえんぴつで

「ここが…で,こうなって…」

と即座にやりとりできる同じ空間で共有した方が,より楽しいなと改めて実感しました。

 

来週から少しずついつもの授業に戻っていきますが,新しい生活様式を意識しつつ,衛生管理の気を緩めずに再開したいと思っています。

 

オンライン授業・算数

 

『速算・ビジュアル算数』担当の古川由貴です。

 

あすなろ学習会では 5月 5日(火) より Zoom を使用し,“双方向オンライン授業” を開始しました。

1ヶ月近い休講期間がありましたので,子どもたちと久しぶりに会えて嬉しかったです。

 

 

接続直後,子どもたちは緊張している様子もありましたが,少しずつ表情が和らいでいき,授業開始時刻までの間に

「歯が抜けたよ!」

と近況報告をくれたり,久しぶりに画面上で会うお友達に「○○ちゃんだ!」とつい声に出したり,微笑ましい光景でした。

 

授業は iPad,PC,ペンタブを使用し,画面上に映し出したプリントに書き込みながら進めています。

授業内容もいつも通り,『速算・ビジュアル算数』の文章と図形を行なっております。

 

こちらから子どもたちの手元が見えない不安もありますが,式や計算結果を答えてくれたり,プリントをカメラに向けてくれたり,

「書けました!」

「できました!」

「ちょっと待ってください」

と教えてくれたり,積極的に取り組んでくれております。

 

保護者の方々にもご協力いただき,オンラインでの授業が成り立っております。

授業中,授業前後,または宿題に関して,お子さまのそばでサポートしてくださり本当にありがとうございます。