伊藤塾長からのプレゼント

 

『読み書き教室』担当の古川真子です。

 

伊藤塾長から,あすなろ生たちに『クリスマスプレゼント』兼『お年玉』が届きました!

それは,「辞書」と「図鑑」です!

 

誰しも「どうして?」「なぜ?」と思う瞬間があります。

その疑問を解決するため,『自ら調べ答えを追究する』子どもたちになるためには「辞書」と「図鑑」は外せません。

 

 

普段,私は中学生や高校生の授業も担当していますが,『自ら調べ答えを追究する』姿勢があるかないかで,子どもたちの学びの深さが変化することを目の当たりにしています。

 

ただ単に目の前にある問題が分からず,聞くというだけでは,質問をした意味がありません。

次,また似た問題に出会ったとき,自分で答えを導き出せるかどうかが大切です。

 

 

あすなろ生たちには『答えを追究する』姿勢を身につけて,中学生や高校生,大学生,さらには社会人へ成長してほしいと願っています。

 

あすなろの指導

 

『あすなろ学習会』責任者の伊藤です。

 

ホームページにも記載の通り,『あすなろ学習会』は小中高一貫指導を行なう進路探究塾 Mirai がプロデュースした独自メソッドによる10歳までの学習プログラムです。

多くの保護者様にご賛同をいただいており,現在は50名を超える小学生のお子さま方が私たちのもとで学んでいます。

 

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写真左が『そろばん暗算・ビジュアル算数』を担当している古川由貴で,写真中央が『読み書き教室』を担当している古川真子です。

2名とも中学生の頃から大学合格まで私が指導した教え子で,小学校教諭一種免許状を所有しています。

 

彼女らは『あすなろ学習会』の担当だけでなく,日頃から小中学生はもちろんのこと,東京大や京都大といった難関大の受験に挑む高校生まで指導を担当している教員です。

ここが『あすなろ学習会』の指導が低学年向けの塾や習い事とは一線を画す部分です。

 

大学受験に向けて何が必要か,低学年のうちにどのようなアプローチをするべきか。

変わりゆく大学受験,来るべき大学受験に向け,実際に難関大を受験する高校生も日頃から指導にあたっている教員が,上記のようなことを考えながら『あすなろ学習会』の指導を行なっています。

 

見えない図形を見る

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『そろばん暗算・ビジュアル算数』担当の古川由貴です。

 

最近,『ビジュアル算数』の図形の時間は,シルエットを見てパーツを当てはめる問題を子どもたちに解いてもらっていました。

一見するとただの “遊び” のように映りますが,このパズルに込めた私たちの願いは,子どもたちに「見えない図形を見てもらいたい」ということです。

 

手元にあるパーツの種類は固定し,それらをすべて使い,シルエットに重ねていきます。

もともとパズルが好きでさくさく進む子もいれば,どうパーツを置けばいいのか分からず苦戦する子もおり,それぞれです。

 

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回数をこなすごとに,一発でパーツの配置を完成させる子や,パーツを使わなくても頭の中で配置を完成させる子が出てきます。

「ここに,こう置いたら … 」と考えてくれているのでしょう。

 

今回は,以前みんなが作ってくれた問題を冊子にまとめ,配布しました。

「わぁ,たくさん !! 」と,嬉しそうな声が聞こえました。

 

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問題番号に学年を添えたので,小3生・小4生の子たちは年上としてのプライドもあって「年下の子の問題は解かないと!」と意気込んで取り組んでいました。

小1生・小2生の子たちは「 4年生の子の問題できた ! 」と笑顔を見せることも多々ありました。

「こんな難しい問題作るなんて,すごい ! 」「自分ではこんな形思いつかなかった ! 」と問題を褒める子がいたり,「 (10) の 4年生の問題が難しい !! 」と盛り上がっていました。

 

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中学2年生,中学3年生となると,図形の問題が一段と難しくなります。

自分で図形の中に新しく線をつけ足して考えなければ解けない問題が出てくるからです。

 

いわゆる「補助線をかく」という作業が必要になる問題です。自分で隠れた図形を見つけ出さなければいけません。

 

・ここに線をかいて,三角形に分割しよう。

・ここに線をかいて,直角をつくろう。

 

経験を積み,目が慣れないと「見えない人には見えない,厄介な問題」です。

 

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小学生や中学1年生では問題に図が添えてありますが,中学2年生,中学3年生になると,問題に「何かが欠けた図」が添えてあります。

高校生になるとこれが問題文のみになり,自分でイメージした図をかき出さなければいけません。

 

あすなろに通う子たちにとってはまだまだ先のことですが,今,遊びながらでも身につけておくと,後々役立つはずです。

 

疑問から学びへ

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『読み書き教室』担当の古川真子です。

 

今月11月,小3生・小4生は『ふしぎなことば ことばのふしぎ』(筑摩書房) という本を読んでいます。

 

題名や表紙を見ると,「なかなか自分では手に取らないなあ…」と子どもたちと話していました。

でも,実際に読んでみると,とても面白かったようで大好評でした。

 

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先週は『擬声語・擬態語』のお話でした。

 

私たち日本人は,にわとりの鳴き声は「コケコッコー」と表しますが,英語では「コッカードルードルドゥー」と表します。

ドイツ語では「キケリキ」,フランス語では「ココリコ」と表します。

 

「まさか本当にそのように聞こえるのかな」と,子どもたちと疑問に思い聞いてみました。

(YouTube を利用させていただきましたが,とても便利ですね。)

 

結果,まったく聞こえません。(笑)

どうしてそのように表すようになったのか,また新たな疑問が出てきました。

 

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「知りたい!」「どうして? なぜ?」と思う気持ちが,新たな学びにつながっていく。

だからこそ,子どもたちが疑問に思うことに寄り添い,一緒になって学んでいきたいですね。

 

分からないこと

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『そろばん暗算・ビジュアル算数』担当の古川由貴です。

 

授業中,子どもたちが「分かりません」「教えてください」と私のところへ聞きにやって来ます。

『そろばん暗算・ビジュアル算数』の時間,いつでも質問することができます。

 

ただし,「何でも聞いていい」という状況にはしていません。

 

「分かりません」に込められた意味が大切です。

「ここが分からないから教えてほしい」と「なんかよく分からないから教えてほしい」とでは全く異なります。

 

よく「何が分からないのか分からない」と言う子どもがいます。

原因を自分で考えず,他人に聞く。これをくり返していては「考える力」は鍛えられません。

 

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自分でどこまで理解できていて,何につまづいているのか。

自己分析することはとても大切です。

 

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あすなろ学習会で 1年以上経つ子たちは,だいぶ自分から伝えてくれるようになりました。

自分から「ここが分からない」と言えるようになりました。

 

初めのうちは「よく分からない」でも大丈夫です。

少しずつ練習していきましょうね。

 

秋になると

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『読み書き教室』担当の古川真子です。

 

先日は月例の読書会にお集まりいただき,誠にありがとうございました。

今回の読書会は,工藤直子さんの『秋になると』という詩を読みました。

 

工藤直子さんといえば,『のはらうた』が有名ですよね。

私も中学生の頃,教科書に載っていた『のはらうた』大好きでした。

 

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『秋になると』を読みながら,

 

『「木の実がうれしくなる」って,なんでうれしいのかな ? 』

― きっととってもおいしくなったんだ !

大きくなったよって,よろこんでいるのかもしれないよ !

 

『「いちばん いい様子」って,どんな様子なのかな ? 』

― くりは,大きくて色がきれいで…… あと,くりくりしている !

ぎんなんはくさいけれど,もしかしたら「ここにいるよ!」ってアピールしているのかもしれない !

 

と想像して,詩の一言ひとことを想像しながら読んでいくと,子どもたちがどんどん笑顔になっていきました。

 

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いよいよ秋が来たなと,しみじみ感じました。

 

2学期が始まりました!

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『そろばん暗算・ビジュアル算数』担当の古川由貴です。

 

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夏休み期間中,どの日も『そろばん暗算・ビジュアル算数』の教室内は活気にあふれていました。

 

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この夏から入会したお子さまもいますし,普段は週 1回の受講だったお子さまたちが週 2回,3回と受講回数を増やすなどして頑張っていました !

今までとは違う良い緊張感が生まれたと思います。

 

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2学期が始まりました。

 

運動会の練習が始まっている小学校も多く,子どもたちから赤組 (団),白組 (団) どちらになったのか,または競技,応援の練習についての話を聞く機会が増えました。

ケガに気をつけながら,思いっきり楽しんでくださいね。

 

小さな成長 vol. 1

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『読み書き教室』担当の古川真子です。

 

とても嬉しい出来事がありました!

 

4月から通っていた小学1年生の子どもが,なんと 3ヶ月の間に90冊も本を読みました!!

「90冊も読んだよ!」

と,本人もとても嬉しそうでしたし,私も彼女の成長ぶりに涙が出そうになるほど嬉しく感じました。

 

90冊まで到達することができた秘訣として,1つ挙げられます。

それは「家族の協力」があったことです。

 

お母様が忙しいときには,おばあさまが本を読み聞かせしてくれていたそうです。

「おばあちゃんの本の読み方が好き!」

と,いつも楽しそうに話してくれていました。

 

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親の目線から見ると

「うちの子はこんな本しか読まない……。」

「うちの子は本当に本を読んでいるのかしら」

と,不安に思うかもしれません。

 

しかし,1,2年生は特に自分ですらすらと読める本が限られているため,一人で読むとなると,限られたシリーズの本しか読めない可能性があります。

だからこそ、本来は1冊の本を親子で一緒に読む時間がとても重要になってきます。

 

でも,仕事をして家に帰って,それから家のことをやって子どものためにと……休む間もなく働いてばかりでそんなことできない!―――と,思う方もきっといらっしゃると思います。

 

だからこそ,『あすなろ学習会』が第2の家となり,子どもたちと1冊の本を共有しあえる関係をこれからももっと築いていきたいと改めて感じました。

 

見直しをする

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『そろばん暗算・ビジュアル算数』担当の古川由貴です。

 

『ビジュアル算数』授業では,個々にプリントを解き進めます。

1枚終わるごとに「できました」「お願いします」と,子どもたちが私のもとへ持ってきてくれます。

 

子どもたちの,よくあるミスが以下の 4点です。

 

・答えの単位を書き忘れている。または,単位を書き間違えている。

・式は書いてあるのに,式の計算結果が書いてない。(例:28×14= で止まっている)

・計算ミスをしている。

・思い込みで式を書いている。(例:ひき算の文章問題が続いていたため,次の問題もひき算だろうと思い込んでしまう。)

 

丸つけをしながら,私が「あ,」と呟くと,子どもたちも「あぁ!」と気づきます。

私より先に「あ,しまった!」と気づく子もいます。

私のもとへ持ってきたときには,注意深く自分の解答を見ているので,子どもたちも自分のミスに気づきやすくなります。

 

学校の単元テストでも「もったいないミスをする」という保護者の方からのお話も聞きます。

「早く終わった」という満足感が強かったり,「見直しをしているつもり」になっていたりすると,自分のミスには気づくことができません。

 

『そろばん暗算・ビジュアル算数』では,子どもたちが自分で見直す力も育みます。

 

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『そろばん暗算』では,ステージ昇級のためのテストがあります。

 

この合格基準は全問正解です。

そのため,テスト時間を少し長めに設定しています。

 

テスト前には「緊張する!」と言う子もいます。

この緊張感も良い練習になります。

 

テスト中,一通り計算が終わると「終わった」「よし,見直しだ」と呟き,見直しモードのスイッチが入ります。

 

今までに見たことのない集中力でそろばんの玉をはじきます。

全問正解すると,その達成感からか「やったー!!」と笑顔が見られます。

 

その後,ほとんどの子が自分から「ここが不安で,何回も見直ししたの!」「 2回目の答えが違ったから、何回も見直した!」と,話してくれます。

また,「まず 1番下の列にある計算を見直して,あとは全部を 2周見直したよ。」と,自分が気をつけたことを話してくれます。

 

どうしたら全問正解できるか,自分で考えて取り組んでくれています。

 

『ビジュアル算数』の文章問題でも,「答えに書き間違いがないか」「計算ミスがないか」を確認してから,私のもとに持ってくる子が増えました。

 

1人では,妥協してしまう見直し。

これからも一緒に見直しに取り組んでいきましょう。

 

自分で考える

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『そろばん暗算・ビジュアル算数』担当の古川由貴です。

 

学年が上がるにつれて,算数が「きらい」「にがて」という子どもたちが増えてきます。

理由は様々ですが,そのひとつが「文章問題の内容が分からず,どんな式を書けばいいのか分からない」という理由からです。

 

私自身,小学5年生の頃に『割合』が全く分からず,適当にかけ算したり,わり算したり…。

そのまま復習せずに学年が上がり,中学3年生のときに『割合に関する文章問題』で苦戦し,その時にやっと焦り始めて必死に復習を始めました。

 

ドリルやテキストには『小数のかけ算』『分数のわり算』などの単元名が書いてあるので,「かけ算でいいや」「これもわり算だ」と判断し,問題文を読み込まずに式を書いてしまいます。

 

残念ながら,それでは力がつきません。

小学校高学年,中学生と学年が上がるにつれて苦労していきます。

 

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『ビジュアル算数』の授業では,どういうときに『たし算・ひき算・かけ算・わり算』をするのか,図や絵のメモを使って判断する練習をします。

 

文章問題にはひっかけがあり,『わり算』の単元でも,『たし算・ひき算・かけ算』の文章問題が出てくる構成にしています。

 

子どもたちは「先生,ここかけ算の問題だね」と気づくようになってきました。

答え合わせをするときに,私が「なぜ,かけ算しようと思ったの?」と聞くと「これはね,同じ数をたくさん集めるのを考えるからだよ!」と説明をしてくれます。

 

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「文章をよく読もう」と気をつけるようになり,少しずつ自分で考える時間が増えてきました。

 

これからも一緒に頑張りましょうね。