あすなろ学習会 責任者・授業担当者のブログです
あすなろ通信
ビジュアル算数
『そろばん暗算・ビジュアル算数』担当の古川由貴です。
『あすなろ学習会』の算数の授業は,1日の授業の中で『そろばん暗算』と『ビジュアル算数』を行ないます。
写真は『そろばん暗算』の後の,『ビジュアル算数』に小3生が取り組んでいる様子です。
プリントを読み進めながら,それぞれが問題を解いています。
『ビジュアル算数』の教材は,教科書に沿った内容にはなっていますが,教材によっては学年を超えた内容もあります。
基本的には自分たちでプリントを読み進め,問題に挑みます。もちろん,分からないことや聞きたいことがある場合は,いつでも聞くスタンスをとっています。
初めのうち,子供たちは戸惑うこともありましたが,今では真剣に読み進め,問題に挑んでおります。
問題を解くうえで “必要な情報” を読み取る力が必要です。
子どもたちはプリントを読みながら,問題を解くために,自分から「必要な情報」を得ようとしています。
丸つけをするときに,
「先生,これって,……って考えるんだよね ? 」
「ここに,こう書いてあるの,気づいたよ」
と説明してくれる子もいます。
低学年のうちは,同じ形式を解くだけで学習単元が進んでしまうこともあります。
自分で読み取って答えを導きだすという経験を積み重ねることで,本当の算数を解く力が身についていくでしょう。
あすなろ学習会の電話番号が変更になります
本日,『あすなろ学習会』専用の電話回線を設けました。
【旧】058-372-2731
【新】058-372-7150
これまでは『進路探究塾 Mirai』と電話番号を共用しておりました。
旧番号でも電話はつながりますが,今後,あすなろ学習会にご用件のある方は 058-372-7150 に発信していただきますよう宜しくお願い申し上げます。
『あすなろ学習会』の保護者の皆様,新番号のご登録を宜しくお願い致します。
読書を促すことの難しさ
『読み書き教室』担当の古川真子です。
先日,小4生の子どもたちにあることを尋ねました。
「ハリーポッターって知ってる ? 」
当然,テーマパークにもあるため知っているが,本で読んだことはない,という答えでした。
どうして読んだことないのかを聞くと,
「本が分厚い ! 」
「映画を見たら,とっても恐かったの ! 」
など,なるほどとこちらが参ってしまう答えばかりでした。
子どもたちに
「一緒にハリーポッターの世界ってどんな風か絵を描こう ! 」
と言うと,
「やりたい ! 」
「やる前に本を借りてきてみる ! 」
「どんな街なのかな ? 」
と,反応が変わりました。
「この本,面白いよ。」
「一緒に本を借りに行こう ! 」
などと,様々な声かけを行ってきましたが,もしかしたらそれ以外にも子どもたちが自分から動く言葉かけがあるのかなと感じました。
実際にやってみて,子どもたちがどんな反応をするのか私もとても楽しみです。
黙々と
『そろばん暗算・ビジュアル算数』担当の古川由貴です。
年長の男の子がそろばんで計算をしているようすです。
読み取り,指の動かし方の練習から始め,今では各位で 4+3 といった 5玉を使う足し算ができるようになりました。
来週からは,くり上がりのある足し算を練習します。
慣れるまで,そろばんでの計算は大変です。
しかし,そろばんを使うことで 5や10などの数のかたまりの感覚を掴むことができます。それが,この後のくり上がり,くり下がりの習得に繋がります。
年長のお子さまにとって,授業の時間は長いと感じるかもしれませんが、とても集中して取り組んでいます。
通塾し始めた頃と比べて “計算する” という成長はもちろんですが,“集中して取り組む姿勢” が見違えるほど成長しました。黙々と取り組むことができています。
これからも一緒に頑張りましょうね。
「ワンス・アポン・ア・タイム」
『読み書き教室』担当の古川真子です。
ここ数回の授業で「ワンス・アポン・ア・タイム」というカードゲームを用いて,子どもたちとお話づくりをしていました。
手元のカードに書かれた言葉と,前の人の話を繋げていくゲームになっており,きちんと言葉の意味、話の流れを理解していないといけません。
大人がやっても難しいと感じるゲームです。
子どもたちにはまだまだ難しいかな……と思っていましたが,
「 1年生が読むためには,この言葉に変えた方がいいかな ? 」
「『とても』がたくさんあるから,別の言葉に変えよう!」
など,驚くような視点で物語を見て考えていました。
『あすなろ学習会』が開講してから半年経ちましたが,子どもたちの日々の成長に,私も日々驚いています。
休講情報《2016年 9月20日 (火) 》
読書会《 9月度》
『読み書き教室』担当の古川真子です。
先日,月例の読書会を行いました。
お集まりいただきました皆様,誠にありがとうございました。
工藤直子さん作の『のはらうたⅠ』に編集されている「おひるねのひ」という詩を取り扱いました。
春のお花のすみれがぽかぽかした陽気の中,どんな風を体験したのか,どんな気持ちでおひるねをしていたのかを,子どもたちとすみれに “なりきって” 体験し,考えました。
体験することにより,本の奥深い世界へも目を向けてほしいと思います。
8月の『読み書き教室』は戦争に関するの本を題材と,授業で取り扱いました。
子どもたちと戦争のお話をする中,「悲しい」「辛い」だけでなく,人間の命の尊さ,動物の命の尊さ,知らなかった戦争の一面などに目を向けてきました。
この学習の後,
「おじいちゃんに戦争のお話を聞いて来た!」
という子どもや,
「戦争のお話の本を読んだよ! この本はね…。」
と,話してくれる子どももいました。
あらゆるジャンルに自ら目を向け,これからも多くの本と出会っていってほしいです。
子どもたちのノート
『読み書き教室』担当の古川真子です。
「先生,見て ! 私,こんなにもノートを使ったよ ! 」
これは最近,子どもたちからよく聞く話です。
4月より授業を開始し,8月までの間で多くの子どもたちが本を通じて感じたことや思ったことをノートに残してきました。
当初は,なかなか意見が書き出せなかった子どもも,
「 1つ書いた ! 」
「今回は 3つも書いたの ! 」
と,楽しそうに思っていることを書き出すようになりました。
最近では,「字を綺麗に書く」や「10個意見を書く」など,自分たちでめあてを言って書き始める子どもも増えてきました。
また,ある子どもは,
「学校で今までよりたくさん発表できるようになった ! すごいでしょ !! 」
と,話をしてくれました。
意見を書くことと発表することを,これからも楽しんで取り組む子どもたちの姿を私自身も楽しみにしています。
夏休み中の授業のようす
『そろばん暗算・ビジュアル算数』担当の古川由貴です。
夏休みに入ってからの「そろばん暗算・ビジュアル算数」のようすです。
少しずつそろばんをはじくスピードが速くなり,夏休みの昼間の教室内にパチパチと軽快な音が響きます。
この夏休みに初めてそろばんに取り組む子もおり,1桁のたし算に挑戦して,少しずつ指の動かし方に慣れていきます。
そろばんは,5玉の使い方や繰り上がりに慣れるまでが大変難しいのです。焦らず,じっくりと時間をかけて指導しています。
そろばんの時間が終わると,授業の後半は「ビジュアル算数」に取り組みます。
写真は子どもたちが “点描写” に挑戦しているようすです。
定規と鉛筆を使って,子どもたちにお手本と全く同じ図を完成してもらいます。
お手本には,いろいろな傾きの線が登場します。
どの点とどの点を結ぶと同じ傾きになるのか,点が 1つ違うだけで傾きが変わってしまいます。
お手本は次に進むごとに,立体図形を表す絵に変わっていきます。
小・中・高と学年が上がるにつれて,問題を解くときに自分で図形をかき,その図形を頼りに解き進める機会が多くなります。
まずは正確にかき写すことから始め,図形をかくことに慣れさせていくことが指導のねらいです。
授業ではない時間
『そろばん暗算・ビジュアル算数』担当の古川由貴です。
17時を過ぎると,「こんにちは」「お願いします」という小学生の元気な声が聞こえ始めます。
来た子から教室にかばんを置き,宿題ファイルを提出します。
その後,授業開始まではお友達や私たちとおしゃべりしたり,読書したりと自由に過ごしています。
兄弟・姉妹で同じ曜日に通っている子は,「読み書き教室」「そろばん暗算」の後,お兄ちゃん・お姉ちゃんの授業が終わるまで自習して待っています。
30分ほどの時間ですが,それぞれが「読書する」「そろばんの練習をする」「学校の宿題をする」など目的を明確にして取り組んでいます。
何に取り組むかは,自分で決めた子もいれば,ご家庭でそう決めた子もいると思います。
どちらにしても,「これをする」と決めて来た子は授業後の行動が早く,集中力が持続しています。
1学期が終わった本日,15時30分を過ぎると「こんにちは」の声が聞こえ始めました。
今週は通常授業週のため授業は夕方開始ですが,どの生徒も早めに来て夏休みの宿題を進めにきたとのことです。
長時間でしたが,よく頑張っており感心しました。
帰るときには,その様子を知った男の子が自ら「僕も宿題を進める!」と言っていました。
周りを見て,そう思えることはとても素晴らしいことだと思います。
小学生の間は,中学生・高校生の定期テストや通知表,さらには入試といった結果を求める大きな区切りがありません。
どうしても,何となく日々を過ごしてしまいがちになります。
ご自宅でもお家の人の「そろそろ始めよう」「何時までやろう」という声をきっかけに取り組む子が多いと思いますが,なかなか進まないものです。
それは,その学習に対してゴールがぼんやりしていて達成感をイメージできないからかもしれません。
自分でゴールの設定に慣れるまで,まわりの大人が「今から,ここまでのページを ○時 ○分まで頑張ろうか」と設定してあげるのがよいでしょう。
授業でない時間も「やるときはやる」というメリハリが,中学校・高校へ進学してからも学習習慣の礎となるのです。