読書会《 9月度》

2016-09-04_901

 

『読み書き教室』担当の古川真子です。

 

先日,月例の読書会を行いました。

お集まりいただきました皆様,誠にありがとうございました。

 

2016-09-04_902

 

工藤直子さん作の『のはらうたⅠ』に編集されている「おひるねのひ」という詩を取り扱いました。

春のお花のすみれがぽかぽかした陽気の中,どんな風を体験したのか,どんな気持ちでおひるねをしていたのかを,子どもたちとすみれに “なりきって” 体験し,考えました。

 

2016-09-04_903 2016-09-04_904 2016-09-04_905

 

体験することにより,本の奥深い世界へも目を向けてほしいと思います。

 

2016-09-09_901

 

8月の『読み書き教室』は戦争に関するの本を題材と,授業で取り扱いました。

子どもたちと戦争のお話をする中,「悲しい」「辛い」だけでなく,人間の命の尊さ,動物の命の尊さ,知らなかった戦争の一面などに目を向けてきました。

 

この学習の後,

「おじいちゃんに戦争のお話を聞いて来た!」

という子どもや,

「戦争のお話の本を読んだよ! この本はね…。」

と,話してくれる子どももいました。

 

2016-09-09_902

 

あらゆるジャンルに自ら目を向け,これからも多くの本と出会っていってほしいです。

 

子どもたちのノート

2016.08.05_901

 

『読み書き教室』担当の古川真子です。

 

「先生,見て !  私,こんなにもノートを使ったよ ! 」

これは最近,子どもたちからよく聞く話です。

 

4月より授業を開始し,8月までの間で多くの子どもたちが本を通じて感じたことや思ったことをノートに残してきました。

 

当初は,なかなか意見が書き出せなかった子どもも,

「 1つ書いた ! 」

「今回は 3つも書いたの ! 」

と,楽しそうに思っていることを書き出すようになりました。

 

最近では,「字を綺麗に書く」や「10個意見を書く」など,自分たちでめあてを言って書き始める子どもも増えてきました。

 

また,ある子どもは,

「学校で今までよりたくさん発表できるようになった ! すごいでしょ !! 」

と,話をしてくれました。

 

意見を書くことと発表することを,これからも楽しんで取り組む子どもたちの姿を私自身も楽しみにしています。

 

小さな成長

2016.07.12_901

 

『読み書き教室』担当の古川真子です。

 

今日,こんな嬉しい場面に会いました。

 

「先生,ぼくね,毎日読書日記を書いてきたよ!」

「気づいたら,たくさん本を読んじゃってた!」

 

読書することが苦手だった小学1年生の男の子が,とても嬉しそうに笑顔で話してくれました。

本の読み聞かせに合わせて指で追いながら,楽しそうに本と向き合っていました。

 

本を自らペースを決めて,楽しそうに読む姿が増えてきて,私も嬉しいです。

 

子どもたちの新しい表情

2016.07.07_902

 

『読み書き教室』担当の古川真子です。

 

今週の『あすなろ学習会』の小学3年生の子どもたちの様子です。

蝶の体の仕組みについて,図鑑やインターネットを利用して調べているところです。

 

2016.07.07_901

 

「ここを翅脈っていうんだ!」

「見たことある!」

「初めて体の名前を知ったよ!」

など,新しいことに出会った子どもたちの表情は,とてもいきいきしたものでした。

 

今月の小学3年生の本は,中学1年生の教科書 (光村図書) にも掲載されている『少年の日の思い出』です。

中学生の教材として用いられるものですから,勿論,小学3年生には難しい言葉が多く一人で読み,内容を理解することは難しいです。

しかし,知らない言葉に対して,「どういう意味なんだろう?」と多くの子どもたちが楽しそうに調べている姿は,とても素敵な姿でした。

 

これからも,子どもたちがあらゆることに興味を持ち,どんどん調べていく姿を期待しています。

 

読書日記

2016.06.21_901

 

『読み書き教室』担当の古川真子です。

 

『あすなろ学習会』の子どもたちが,最近,本を自ら進んで手に取るようになりました。

笑顔で,「今日は何にしようかな?」と選択している様子を見ていると非常に嬉しくなります。

 

『あすなろ学習会』では,本の感想を簡単に書きまとめるという “読書日記” をつけてもらっています。

提出してもらったものに目を通している際,子どもたちの成長ぶりを垣間見ることができました。

 

最初は,「面白かった」,「怖かった」など単文で率直に思ったことを述べた感想でした。

しかし,3週間ほど続ける中で「~が面白かった」,「~なところが怖かった」などと具体的な感想を付け加えるという姿が見られました。

 

最初から感想をたくさん書ける子,上手に言いたいことをまとめられる子などはいません。

文章力のある子を育てるには,ご家庭でこそ取り組めることがあります。それは,コミュニケーションです。

 

「本を読んだ?」などの宿題を取り組んだかどうか確認するものではなく,「この本は読んでみてどうだった?」と読んだ直後の感想を聞きます。

ただし,初めは「おもしろかった」などの単文での返答です。

そこで,「どこが面白かったの?」,「何が怖かったの?」などとお子様が読んだ本に保護者の方が興味があり,『私も読みたい!』という姿勢を伝えるようにします。

そうすると,面白かったところをたくさん話してくれる姿が見られるようになります。

 

このようにして,本を読むこと,感想を持つこと,感想を伝えることを,強制的ではなく,自然と生活の中に取り入れていきます。

今も『あすなろ学習会』の蔵書を借りている生徒に,「どこがおもしろい?」と尋ねると嬉しそうに応えてくれます。

そんな様子をこれからも見守っていきたいと思います。