自分でつくるいろいろな形

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『そろばん暗算・ビジュアル算数』担当の古川由貴です。

 

先週,授業の中で『GEO FIX』という教具を使いました。

簡単にパーツを結合することができ,平面・立体のどちらでも遊ぶことができます。

 

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今回は子どもたちに,自分の手で形をつくり出してもらいました。

自分の手の中で変化していく形に興味を持ってほしいという願いからです。

 

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どの子も,初めはイメージしやすい「三角錐」や「四角錐」をつくり,

「ピラミッドだ!」

「テントだ!」

立方体の上に四角錐をくっつけて

「家ができた!」

と,似たものをつくっていました。

 

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よくある形を作ったのち,

「かばんができた!」

「なんか鳥みたい」

「おもしろい形だ!」

と,それぞれが新しい形をつくり出し始めました。

 

その声を聞き,他の子が「え!?どんなの??」と興味を持ち,今度は自分が何か新しい形をつくりだそうとし始める姿がありました。

 

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各曜日,ピラミッドをつくった子の中で,上下反対にしてコマのように回し始める子が出てきました。

きれいに回った瞬間のきらきらした笑顔がどの子も素敵でした。

 

机からコマが落ちて形が壊れてしまった子もいましたが,壊れた形を見て

「コマがロケットになった!!」

と,にこにこ笑っていました。

 

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他にも,メガネを作ったり (ちゃんと耳にかけることができるよう工夫してありました) ,

「角ができた!」

と,カチューシャのように作ったり (頭から落ちないよう,どうしたら安定するのか考えていました) … 。

 

子どもたちの発想力に驚かされます。

 

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そして,自分たちがつくった形を記録に残すようにしました。

見取り図をかく作業です。

 

この作業が嫌い,苦手という子もいます。

私から

「ここはちがう」

と,否定することなく,

「見えた線をかいてごらん」

と伝え,頑張ってかいている姿を褒めていきました。

 

まずは自分でやってみることから始めていきましょう。