黙々と

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『そろばん暗算・ビジュアル算数』担当の古川由貴です。

 

年長の男の子がそろばんで計算をしているようすです。

 

読み取り,指の動かし方の練習から始め,今では各位で 4+3 といった 5玉を使う足し算ができるようになりました。

来週からは,くり上がりのある足し算を練習します。

 

慣れるまで,そろばんでの計算は大変です。

しかし,そろばんを使うことで 5や10などの数のかたまりの感覚を掴むことができます。それが,この後のくり上がり,くり下がりの習得に繋がります。

 

年長のお子さまにとって,授業の時間は長いと感じるかもしれませんが、とても集中して取り組んでいます。

通塾し始めた頃と比べて “計算する” という成長はもちろんですが,“集中して取り組む姿勢” が見違えるほど成長しました。黙々と取り組むことができています。

 

これからも一緒に頑張りましょうね。

 

夏休み中の授業のようす

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『そろばん暗算・ビジュアル算数』担当の古川由貴です。

 

夏休みに入ってからの「そろばん暗算・ビジュアル算数」のようすです。

 

少しずつそろばんをはじくスピードが速くなり,夏休みの昼間の教室内にパチパチと軽快な音が響きます。

 

この夏休みに初めてそろばんに取り組む子もおり,1桁のたし算に挑戦して,少しずつ指の動かし方に慣れていきます。

そろばんは,5玉の使い方や繰り上がりに慣れるまでが大変難しいのです。焦らず,じっくりと時間をかけて指導しています。

 

そろばんの時間が終わると,授業の後半は「ビジュアル算数」に取り組みます。

 

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写真は子どもたちが “点描写” に挑戦しているようすです。

定規と鉛筆を使って,子どもたちにお手本と全く同じ図を完成してもらいます。

 

お手本には,いろいろな傾きの線が登場します。

どの点とどの点を結ぶと同じ傾きになるのか,点が 1つ違うだけで傾きが変わってしまいます。

お手本は次に進むごとに,立体図形を表す絵に変わっていきます。

 

小・中・高と学年が上がるにつれて,問題を解くときに自分で図形をかき,その図形を頼りに解き進める機会が多くなります。

まずは正確にかき写すことから始め,図形をかくことに慣れさせていくことが指導のねらいです。

 

授業ではない時間

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『そろばん暗算・ビジュアル算数』担当の古川由貴です。

 

17時を過ぎると,「こんにちは」「お願いします」という小学生の元気な声が聞こえ始めます。

 

来た子から教室にかばんを置き,宿題ファイルを提出します。

その後,授業開始まではお友達や私たちとおしゃべりしたり,読書したりと自由に過ごしています。

 

兄弟・姉妹で同じ曜日に通っている子は,「読み書き教室」「そろばん暗算」の後,お兄ちゃん・お姉ちゃんの授業が終わるまで自習して待っています。

30分ほどの時間ですが,それぞれが「読書する」「そろばんの練習をする」「学校の宿題をする」など目的を明確にして取り組んでいます。

 

何に取り組むかは,自分で決めた子もいれば,ご家庭でそう決めた子もいると思います。

どちらにしても,「これをする」と決めて来た子は授業後の行動が早く,集中力が持続しています。

 

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1学期が終わった本日,15時30分を過ぎると「こんにちは」の声が聞こえ始めました。

今週は通常授業週のため授業は夕方開始ですが,どの生徒も早めに来て夏休みの宿題を進めにきたとのことです。

 

長時間でしたが,よく頑張っており感心しました。

帰るときには,その様子を知った男の子が自ら「僕も宿題を進める!」と言っていました。

周りを見て,そう思えることはとても素晴らしいことだと思います。

 

小学生の間は,中学生・高校生の定期テストや通知表,さらには入試といった結果を求める大きな区切りがありません。

どうしても,何となく日々を過ごしてしまいがちになります。

 

ご自宅でもお家の人の「そろそろ始めよう」「何時までやろう」という声をきっかけに取り組む子が多いと思いますが,なかなか進まないものです。

それは,その学習に対してゴールがぼんやりしていて達成感をイメージできないからかもしれません。

 

自分でゴールの設定に慣れるまで,まわりの大人が「今から,ここまでのページを ○時 ○分まで頑張ろうか」と設定してあげるのがよいでしょう。

授業でない時間も「やるときはやる」というメリハリが,中学校・高校へ進学してからも学習習慣の礎となるのです。

 

図鑑

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『そろばん暗算・ビジュアル算数』担当の古川由貴です。

 

入り口近くの本棚の一番下には図鑑があります。

多くの生徒たちがその図鑑を手に取りますが,今日は小学2年生の子が『鳥』の図鑑を見ていました。

 

何かを調べる目的があったわけではないですが,ペラペラとページをめくって見ていました。

知っている鳥が載っていたら「先生,これはね… 」と説明してくれたり,私から「この鳥はね… 」と教えたりすることもあります。

各ページには,ヒト (大人・子ども) と翼を広げた鳥の大きさを比較したイラストがあり,「こんなに大きいの !? 」と驚き,話題は「動物の大きさ」に変わってきました。

 

そこで『くらべる図鑑』(小学館) を紹介しました。

この図鑑には,さまざまな動植物の大きさや動物の走る(泳ぐ)速さなどを,身のまわりのものと比較しやすいように掲載してあります。

『くらべる図鑑』は大人が見ても楽しい図鑑です。

 

「そうなんだ ! 」という知る愉しみと,「もっと知りたい!」という探究心が,きっとこれからの学習の土台の一部となってくれるはずです。

 

水曜日のそろばんの様子

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『そろばん暗算・ビジュアル算数』担当の古川由貴です。

 

水曜日のそろばんの様子をお伝えします。

 

火曜日と同じく,授業が始まる前は本を読んだり,パズルをしたり,会話を楽しんだり,それぞれが自由に過ごしていますが,授業開始が近づくとそろばんと筆箱を用意し着席します。

「早くやりたい!」との声が出てくるほど,最近は積極的な姿勢を見せてくれます。

 

速く計算することを楽しんでいる子,大きな数の計算に挑戦している年上の子に憧れている子,同じ教室内で刺激を受けながら取り組んでいます。

最近では正解かどうか不安な問題の見直しを自ら行なうことが増え,とても感心しています。

 

そろばんは初めの「慣れるまで」が一番の難所です。慣れるまでは桁数を小さく,加える数も少なくし「じっくりと」たし算を進めていきます。

ステージが進むにつれて桁数が大きく,加える数も多くなってきます。

 

皆の成長を楽しみにしています。また来週の授業も頑張りましょうね。

軽快な音

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『そろばん暗算・ビジュアル算数』担当の古川由貴です。

 

火曜日のそろばんの様子です。

 

授業が始まる前は,本を読んだり,パズルをしたり,会話を楽しんだりと,それぞれが自由に過ごしていますが,授業の時間になると「パチ,パチ」とそろばんの玉を弾く音が教室内に響きます。

4月はゆっくりだったこの音が,今では軽快な音に変わりました。

 

練習すればするほど,指は速く正確に動くようになります。

 

全問正解したときの「やったー!」という喜びの声,終了時刻が近づいたときの「このプリントは全部やる!」「もう 1枚やったら終わる!」と積極的に取り組む姿が見られます。

お互いが刺激を受け,とても良い雰囲気です。

 

みんなの成長が本当に楽しみです。

 

読書会《 6月度》

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『そろばん暗算・ビジュアル算数』担当の古川由貴です。

 

本日,読書会を行ないました。

 

先月に続いて科学をテーマにした題材で,読み聞かせと補足説明を実施しました。

小1生と小2生には今の季節よく目にするカタツムリや蚊について,小3生と小4生には,聞いたことはあるけど詳しくは知らないハイブリッドカーをテーマとしました。

 

読み聞かせの中で,どんどん補足説明を入れて話を膨らませていきます。

どんなことでもいい,何かに「そうなんだ」「へぇー」と興味をもって「新しいことを知る愉しみ」に気づいてもらいたい,それが私の願いです。

 

中学生・高校生の理科を担当していていると,「それ知らない」と言う子が多いものです。

それは,計算方法や問題の解き方ではなく,動植物の名前やその生態系,天気のこと,星のこと…。

 

小学校の低学年だった頃,「見て!おばあちゃん!月のまわりに輪っかができて綺麗だよ!」とその現象を興奮しながら伝えると,「あれまぁ,明日は雨だわ」と返ってきて私は驚きました。

その日の祖母とのやり取りは,今でも鮮明に覚えています。

 

今の時代,インターネットで検索すれば,吟味する必要はありますが,すぐ答えが分かります。

しかし,本から,あるいは,人から学んだ方が,感動は大きくて深いものになります。

 

もし,お子様が何かに興味を持ったとき,「本に載ってるかな」「調べてみようか」という言葉がけをしてください。

あるいは,保護者の皆様から教えてあげてください。きっと子どもたちは “知る愉しみ” に気づいてくれると思います。