読書会《 6月度》

2016.06.26_901

 

『そろばん暗算・ビジュアル算数』担当の古川由貴です。

 

本日,読書会を行ないました。

 

先月に続いて科学をテーマにした題材で,読み聞かせと補足説明を実施しました。

小1生と小2生には今の季節よく目にするカタツムリや蚊について,小3生と小4生には,聞いたことはあるけど詳しくは知らないハイブリッドカーをテーマとしました。

 

読み聞かせの中で,どんどん補足説明を入れて話を膨らませていきます。

どんなことでもいい,何かに「そうなんだ」「へぇー」と興味をもって「新しいことを知る愉しみ」に気づいてもらいたい,それが私の願いです。

 

中学生・高校生の理科を担当していていると,「それ知らない」と言う子が多いものです。

それは,計算方法や問題の解き方ではなく,動植物の名前やその生態系,天気のこと,星のこと…。

 

小学校の低学年だった頃,「見て!おばあちゃん!月のまわりに輪っかができて綺麗だよ!」とその現象を興奮しながら伝えると,「あれまぁ,明日は雨だわ」と返ってきて私は驚きました。

その日の祖母とのやり取りは,今でも鮮明に覚えています。

 

今の時代,インターネットで検索すれば,吟味する必要はありますが,すぐ答えが分かります。

しかし,本から,あるいは,人から学んだ方が,感動は大きくて深いものになります。

 

もし,お子様が何かに興味を持ったとき,「本に載ってるかな」「調べてみようか」という言葉がけをしてください。

あるいは,保護者の皆様から教えてあげてください。きっと子どもたちは “知る愉しみ” に気づいてくれると思います。