『速算・ビジュアル算数』担当の古川由貴です。
『ビジュアル算数』の文章の時間では,「バーモデル」を使って文章問題に取り組んでもらっています。
「バー」をひとつの数の大きさを表し,それをかき並べることによってどんな式を立てたらよいのか考えます。
『あすなろ学習会』では学校で習っていない内容を学ぶことがあります。
『速算』のプリントでかけ算の筆算を練習をしていた小3生が「14×4=」の式を見て,筆算を書かずに
「これは28+28で56だ!」
と言葉にしていました。
かけ算の意味をしっかりと理解できていて,とても感心しました。
その後,たまたま「1500m」という数字を目にしたとき,この半分がいくつか気になったようで,
「600だと1200になるから,足りない…。」
まだわり算の筆算は学習していないので,この先,答えにつながるかようすを見たく,
「そうだね,足りないね」
とだけ声をかけて,待つと
「700…,うーん,750だ!」
と気づき,とても嬉しそうでした。
ただ作業として計算や筆算をするのではなく,数の大きさや式の意味を正しくとらえながら取り組むことが高学年へ向けての準備になると考えております。
彼の力をこれからも伸ばせるよう,私も寄り添って指導を続けたいと思いました。