『速算・ビジュアル算数』担当の古川由貴です。
間違えた計算や文章題の問題の直しは,できる限り “自分で” 取り組んでもらっています。
「くり上がりの計算,間違えちゃった」
「間違えて,違う数を書いてた」
間違いを直し,私のところへプリントを持って来る際に,このように教えてくれる生徒がいます。
間違い直しをするときに,自分の解いた跡を見ずに計算し始めたり,筆算を書き始めたりする生徒もいます。
もちろん,改めて計算することもよいのですが,
「なぜ間違えたのか」
「どこで間違えたのか」
を自分で気づくことが重要です。
「ミスが多い」は,自分の間違え方を知らないことが 1つの原因です。
最初は時間がかかって面倒に感じるかもしれませんが,先へ進まず,ちょっと立ち止まることが大切です。
初めのうちは自分でミスを見つけることに慣れていないため,惜しい箇所に下線を引き,その辺りを集中して見直すよう促しています。
徐々に慣れてくると自分で間違いに気づき,修正できるようになります。
間違いを活かすことができるかどうかが,お子さまが成長できる鍵だと思います。