『読み書き教室』担当の古川真子です。
「カド(漢字ドリル)はめんどくさい!」
子どもたちから,よく聞く台詞ナンバーワンといっても過言ではありません。
漢字を書くことが好きで得意だった私でさえ,カドの宿題はとても嫌いでした。
さらには,怒られないために行なう作業のように,ただこなすだけでした。
これでは,いくら練習しても,いくら頑張っても身につくはずのものも身につきません。
なんとか漢字を書くことが「楽しい!」と思える瞬間を作れないかな…と思い,ある書籍をすべてひらがなで打ち直し,書くことのできる漢字を探す―というプリントを作成してみました。
すると,小学2年生なのに「けしき」という漢字を辞書から探し当て,書くことが出来ていました。
「すごい! よく書けたね!」と褒めると,
「先生,これって何年生の漢字なの?」と聞くので,
「4年生の漢字だよ。」と答えました。
すると,「こんな簡単な漢字なのに!! 2年生でも書けるよ!」と自慢げに話していました。
もう聞いてる私としては,ついつい笑ってしまいます。
また,ただ書くだけでなく,書き順を調べてから正しく書く子や,私にお手本を書かせ,真似してきれいに書こうとする子。
こんな風に辞書を用いて,楽しく漢字の勉強をする小学2年生は『あすなろ学習会』にしかいない!
と,思いながら見守っていました。
他にも,子どもたちが楽しみながら自ら学べるものを,もっともっと考え,もっともっと子どもたちに勉強する楽しさが伝わるといいなと思います。