『そろばん暗算・ビジュアル算数』担当の古川由貴です。
文章問題に取り組んでもらうとき,子どもたちに「まず自分で,読んで考える」ことから始めてもらっています。
自力で立式し,答えまで導き出す子もいますが,やはり「分からない」子もいます。
授業中はいつでも質問してよいことにしていますが,単に「分かりません」という質問の仕方はなしにしています。
・問題文の状況把握ができない
・問題文は把握したが、立式ができない
・計算が分からない など
まず子どもたちから「何を知りたいのか」を伝えてもらい,その後,ヒントを伝えるようにしています。
子どもたちは自分で伝えなければいけないので,質問する前に頭の中を整理してくれます。
そうすることによって,お互い「知りたいこと」がはっきりし,分かったときの達成感を得られます。
あすなろ学習会を卒業し,現在は進路探究塾 Mirai で学んでいる子たちもその習慣が残っており,
「こう考えたのですが,答えと少し違う … 」
「問題文のここがどういうことか … 」
と,はっきりと伝えてくれます。
自分がどこまで理解できているのか,自己分析ができているのは,今後の学習を進めていくにあたって強みになります。
あすなろ学習会で学んでいる子たちも,しっかりと自己分析ができるよう練習を積み重ねていきましょう。